おいしいシャインマスカットと藤稔「枝を固定する編」#03
こんにちは。タイラファームの広報担当です。
タイラファームでは、毎年8月中旬からシャインマスカットと藤稔のぶどう狩りができます。
本日はおいしいぶどうを作るため、ぶどうの枝を固定する作業について取材しました。
なんだか園主のサングラスが気になります…
枝を固定することを誘引(ゆういん)と言います。
誘引は枝と枝の間隔を空け、ぶどうの実を棚の下に垂れるように、棚に枝を固定すること。
棚に枝を固定することで、房作りの作業がしやすくなります。また葉っぱの光合成がしやすくなります。
しかし、藤稔はシャインマスカットに比べて、枝の固定が難しいと言われています。
藤稔の枝の固定が難しい理由
藤稔の枝の固定が難しい理由は、シャインマスカットに比べ、幹と枝の根元がとてもやわらかく折れやすいんです。
その折れやすさは風が吹いただけで折れてしまうほど。
そのため、幹と枝の部分を固めるために、シャインマスカットに比べ2週間ほど後に枝の固定を始めます。
枝を固定するための3つのコツ
枝を固定するにあたり、3つのコツがあります。
1.蔓をとる(下準備)
まず蔓はとる。蔓は格子の棚に絡みます。作業の効率化を図るために蔓はとってしまいます。
サングラスは枝からでるつぶつぶ(真珠腺)が入らないようにするためなんですって
ちなみに枝についているつぶつぶは木が元気な証拠とのこと。
2.枝を固定しやすいように枝を捻る
青いぶどうの枝の部分を捻ります。
枝を捻ると骨を鳴らしたようなポキッと音がします。
3.棚に枝を固定した後はテープでとめる
枝が暴れないように、テープで留めます。枝と枝に間隔ができました。
枝の固定をすべて終えました。
ぶどうは木漏れ日ぐらいの光が好きなんです。
これでおいしいぶどうが育つ環境が整いました。
「今年は仕上がりイメージを意識して、あらかじめ固定しやすい枝だけを残しているからうまくいったよ」と園主。
サングラスに隠れた目が光っていました。ちなみにサングラスはRay-Ban。
ますます8月のぶどう狩りが楽しみになってきました。